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ドバイで巨額踏み倒し発生!!

日本のゼネコンや大手商社も被害にあったようです。
ドバイ政府は25日、政府系持ち株会社ドバイ・ワールドと系列の不動産開発会社ナヒールの2社が、ドバイ・ワールドのリストラクチャリング(事業再構築)に向けた最初の措置として、数百億ドルの債務について返済延期を債権者に要請することを計画していると発表した。
 発表を受け、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とムーディーズ・インベスターズ・サービスは複数のドバイ政府関連企業の格付けを引き下げた。ムーディーズは一部の企業をジャンク等級に引き下げ、S&Pはドバイ・ワールドのリストラについて、S&P基準ではデフォルトに相当する可能性があると指摘した。
 また、コンサルタント会社デロイトとリストラに関し契約を結んだ。発表後、ドバイの債券相場が急落したほか、債務保証コストも急上昇した。
 ナヒールが8月に明らかにしたところによると、ドバイ・ワールドの債務残高は590億ドルでドバイの債務総額800億ドルの大部分を占める。
 アナリストらは、同じアラブ首長国連邦の構成首長国で資金にゆとりがあるアブダビがドバイに財政支援するとみている。しかし、ドバイ(訂正)は不動産投資と外国資本流入という、これまでの経済成長モデルを放棄する必要に迫られる可能性があるという。
 <返済一時停止>
 ドバイ政府は声明で「ドバイ・ワールドは、同社とナヒールの全債権者に対し返済の『一時停止』を要請する意向」とした。返済期日については少なくとも2010年5月30日まで延期することを求めている。
 ヤシの木型の人工島住宅地の開発で知られるナヒールは、35億ドルのイスラム債の期日が12月14日に到来する。36億ディルハム(約9億8000万ドル)の債務返済期日は2010年5月13日となっている。
 発表は金融市場への影響を最小限にとどめるため、株式市場の引け後に行われた。また、12月6日まで多くの企業や省庁が休みとなるイスラム教の犠牲祭が始まる直前を狙ったもようだ。
 しかし、CMAデータビジョンによると、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)によるドバイ政府の債務保証コストは、前日の318bpから420.6bpに100bp以上上昇した。ナヒールのイスラム債価格も20ポイント以上下落し、87となった。
 ガルフ・リサーチ・センターの幹部は「市場は35億ドルのイスラム債の予定通りの返済を期待しスプレッドも縮小していた。この政府発表で信頼感が大きく損なわれた」と述べた。
 ドバイ政府はこの日、ドバイ・ワールド問題とは無関係とした上で、今年ローンチした総額200億ドルの国債発行プログラムの一環として、50億ドルを調達したことを明らかにした。
*訂正:5段落目中段の「アブダビ」を「ドバイ」に訂正します。

 ドバイでは まだまだ こんな計画があったようです。それを当てこんでいた日本企業も 計画はぶっ飛んでしまったようです。
「ナキール、20年で100軒のモール開発

ドバイでは、ホテルやレジデンスや高層タワーと同じくらい快調なペースでショッピングモールも増えているが、ナキール(Nakheel)は年内に5つの新たな大規模ショッピングモールの建設を開始することを明らかにした。さらに今後20年では、100軒ものモールを開発するという。

今年建設が始まるのは、ザ・パーム・ジュメイラ(The Palm Jumeirah)およびザ・パーム・デイラ(The Palm Deira)のショッピングモール、イブン・バットゥータ・モール(Ibn Battuta Mall)の第2フェーズ開発(14万平米)、インターナショナル・シティ(International City)内のインディア・マート(India Mart)およびグレート・モール・ドバイ(Great Mall Dubai)。合計で130万平米の小売スペースが追加される。

ナキールが現在ドバイで経営しているモールはイブン・バットゥータ・モールとドラゴン・マート(Dragon Mart)の2つだが、将来的には中東最大のモール開発企業をめざす。パーム・デイラ・モールは完成すれば、エマール(Emaar)が開発する52万平米のザ・ドバイ・モール(The Dubai Mall)やI&Mガラダリ(I&M Galadari)が開発する93万平米のモール・オブ・アラビア(Mall of Arabia)を凌いでドバイ最大となる。

ナキールは、ドバイだけで今後20年間に300万人以上向けのコミュニティを建設する予定で、それに見合う500~600万平米の小売スペースの供給が必要と考えている。ショッピングモールの成功には観光客の消費が大きく影響するが、ナキールは21,000室のホテル客室も供給する計画。また、外国人住民も重要な顧客層と捉えており、インディア・マートのターゲットは人口の大半を占める南アジア人だ。

イブン・バットゥータ・モールにはジェアン(Geant)ハイパーマーケットが入っているが、このたび世界的な某大手スーパーマーケット・グループと提携し、40店舗を運営する合意を結んだ。まずは最初の5年で8つのハイパーマーケットを開発する。

究極的には、ワンストップの小売・娯楽地としてのモールをつくることが目的。パーム・ジュメイラ・モールには、1,800席のシルク・ド・ソレイユ(Cirque Du Soleil)劇場や、最大のレストラン・グループも入る予定。グレート・モールには世界の大手家具店が集まる最大のスペースを設ける。

また、飲食業にも力を入れており、最近、30店舗を経営する南アフリカのレストラン・チェーンを買収した。今後5年で中東・アフリカ地域に300軒以上のレストランを展開する計画だ。

たしかに人はどんどん増えるので小売スペースも急ピッチで追加しないと、という考えもあるんだろうが、新しく作ったものの閑散としているモールを見ると、本当に住民に必要なのはこんな判で押したように同じようなメガモールだろうかと首をかしげたくもなる。そんな疑問に応えるように、もっと近場で気軽に行けるスーパーの開発も進んでいる。

近所のスーパーという新しいコンセプトのスークエクストラ(SouqExtra)は、最初の4店舗を年内にオープンする。現在、エワン・レジデンス(Ewan Residences)、アル・クオズ(Al Quoz)、アル・バルシャ(Al Barsha)、ムヘイスナ(Muhaisnah)に建設中。2009年までに計10店舗をオープン予定で、別途ドバイ・ワールド・セントラル(DWC; Dubai World Central)にも建設計画がある。

スークエクストラのコンセプトは、わざわざ遠出して大きなスーパーに行くことなく日用品を買いたいという人々のニーズを重視するとともに、居住エリア内で主要なサービスや娯楽施設を提供するというもの。ルータハ・グループ(Lootah Group)、エミレーツ・ポスト・グループ(Emirates Post Group)、ナショナル・ボンズ・コーポレーション(National Bonds Corporation)、ボニヤン・ホールディング(Bonyan Holding)、アッバス・グループ(Abbas Group)等からなる企業グループが推進している。」

まさに バベルの塔!!
by kibounomirai | 2009-11-27 02:35
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